PROFILE
『作曲家・ピアノ弾き語り』
武蔵野音楽大学音楽学部音楽教育学科声楽専攻、日本女子大学家政学部児童学科卒、日本女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修士課程修了。
カリフォルニア大学バークレー校にて、アフロアメリカンミュージック、アフリカンアンサンブル、ガムランミュージック、ピアノのインプロビゼーションを学ぶ。
共栄学園短期大学社会福祉学科児童福祉学専攻教授、西武文理大学サービス経営学部福祉マネジメント学科教授、城西国際大学メディア学部客員教授を歴任
1977年より茨木のり子、新川和江、与謝野晶子など日本の女性詩人の詩や短歌に曲をつけ、ピアノの弾き語りで音楽詩の活動を始める。
新宿紀伊國屋ホール、東京藝術劇場、青山円形劇場、シアターX、渋谷ジャンジャン、南青山マンダラ、六本木スイートベイジルSTB、アートカフェフレンズ、六本木CLAPS、JZ Brat、有楽町朝日ホール、浜離宮朝日ホール、サントリーホール・ブルーローズなどを中心に活動。
1984年より金子みすゞの詩に作曲しコンサートを開催。
1996年から岡本かの子の詩や短歌を、1997年からは万葉集に曲をつけ歌いはじめる。(2001年10月、奈良県立万葉文化会館開館コンサートに招聘される)
近年、「枕草子」「百人一首」にも作曲し歌う。
雑誌『青鞜』の音楽作品化、明治・大正期の女性の労働歌「秩父機織唄」「カニ缶女工の歌」などの発掘と紹介にも力を注ぐ。最近では阿仏尼(鎌倉時代)の和歌、加賀の千代女の俳句、古代ギリシャの詩人サッフオーの詩にも作曲。出会った詩人30人以上、短歌を含め600曲以上の作曲作品がある。
「愛・平和・いのち」をテーマに、国内はもとよりアメリカ各地、中国、フランス、ドイツ、モンゴル、ポーランド、フィリピン、韓国等海外でも積極的に音楽詩のコンサート活動を行う。音楽詩の活動は2022年11月で45周年を迎えた。
97年より毎年行ってきた七夕コンサートは、2023年で26回目を迎える。吉岡発案のもと、2007年より七夕伝説発祥の地・中国鎮江市との日中友好七夕コンサートを開催、2010年8月、「鎮江市栄誉市民」の称号を授与される。
1977年、第一回目の作曲個展「はばたき~東北に住むふたりのおんなの詩より」を開催。その後、「星だったのに・晶子」(芸術祭参加)、「夢こそは~吉岡しげ美が歌う・金子みすゞ+樋口一葉の世界」(芸術祭参加、財団法人東京女性財団助成事業) 「25周年記念コンサート・NEXT」(東京ウイメンズプラザ民間活動助成事業)「吉岡しげ美が歌う・岡本かの子の世界」「Love 万葉」「金子みすゞをうたう」「30周年コンサート・私がここにいること」など、多数のコンサートを開催する。
2012年5月には、与謝野晶子がひとりシベリア経由でパリに行ってから100年、没後70年を記念して、パリにてコンサートを開催。11月には、音楽詩の音楽活動35周年を迎え、東京サントリーホール・ブルーローズに於いて2日間に渡り記念コンサートを行う。
2013年、サンフランシスコ大学、サンフランシスコ州立大学、カリフォルニア州立大学チコ校、エルセリート高校など北カリフォリニア7か所でコンサート、講演を行う。
2014年秋には、名古屋、那覇、東京、京都、岩手県北上市でコンサートを開催。
2015年、「戦後70年の想いをつなぐ」をテーマに、東京、沖縄、長崎でコンサートを開催。CD[詩(うた)い・つなぐ]を制作。
東日本大震災で被災した岩手県大槌町の子どもたちを支援する「被災した大槌子ども基金」を設立し支援コンサートを継続中。
作曲、編曲の分野では、演劇・放送・映画、ダンス、ミュージカル等の音楽を多数担当し、NHK子供番組「おかあさんといっしょ」「みんなのうた」「たのしい教室」他、多くの番組に作品を提供、音楽担当も努める。また、「下の前歯が抜けちゃった」など子供のうたのオリジナル曲や、女声合唱組曲「七つの子守唄」(芸術祭参加作品)、「風のように」(NHK委嘱作)「たとえば風」「緑の星に」「金子みすゞ・13曲のソロと女声合唱~わたしと小鳥とすずと~」等、合唱曲も多数作曲。大学校歌の作曲も手がけ、教科書(小学校2年国語)に文章が掲載されるなど、その文化活動は多岐にわたる。
「日中」「日韓」「日中韓」共同制作ファミリーミュージカルの音楽も担当し、国境を超え音楽活動の場を広げている。「吉岡しげ美・あのひと」(文化放送)のパーソナリティ―を始め、テレビ・ラジオの出演、雑誌・新聞の取材、原稿執筆多数。
CD:「女の詩・そして現在」「いとしいものたちよ」「星だったのに晶子」「みだれ髪」(キングレコード)「花万葉」(日本コロムビア)「金子みすヾの世界」(HappyBoxDisc:元東芝EMI)「わたしが一番きれいだったとき」(APPカンパニー)「あのひと」(フロンテイアワークス)「SOLO」「アジア・音の葉」「いのち、咲き・・・枕草子」最新CD「詩(うた)い・つなぐ」(HappyBoxDisc)ほか
著書:「アメリカで与謝野晶子をうたえば」(朝日新聞社)「想ひあふれて」(毎日新聞社)「バークレーの小麦たち」(JULA出版局)「金子みすヾをうたう」(クレヨンハウス)「トクトクぴゅ~ん」(岩崎書店)「花嫁人形@幸せのゆくえ」(新読書社)新刊「わたしらしく 輝く幸せ」(亜紀書房)ほか
Shigemi Yoshioka (Composer, Singer-Song Composer)
Graduated from Musashino Music College, majoring in Vocal Music, Nihon women’s College, majoring Child Studies and Master’s Degree in Child Studies at the Graduate School of Home Science and Design. Took courses at University of California Berkeley in African Ensemble, Afro American Music, and the piano to learn improvisation.
Since 1977, have been performing as a singer-song writer by composing more than 500 music pieces from poems by more than 30 Japanese female poets, such as Akiko Yosano, Kazue Shinkawa, Noriko Ibaragi, Misuzu Kaneko, Kanako Okamoto and others. In recent years have performed not only in Japan, but overseas, such as in the USA, Germany, Mongolia, Poland, the Philippines, South Korea, China and other countries, using the theme of “Love, Peace and Life” selected from the Heian Era poems in “Manyo-shu”, “Makurano-shoshi” and Hyakunin-isshu (one hundred poems).
In 2013, performed seven concerts and lectures at University of San Francisco, San Francisco State University, California State University at Chico, El Cerrito High School and other educational institutions.
Other works include composing and arranging music as well as jazz, musical, theater, broadcasting and film performances. Also composed the Alma Mater song for the university.
Actively involved composing family-themed musicals, produced in corporation with China, South Korea and japan.
Have also appeared in the media on TV, radio, newspaper, and magazines.
Published several books and CD’s.